ご挨拶
この度、第36回日本助産学会学術集会を2022年3月19日(土)・20日(日)にわたり、大阪市中央公会堂にて開催いたします。1987年に近藤潤子先生が大阪で第1回学術集会を開催されて以来、実に35年ぶりの大阪での開催となります。会場は国の重要文化財にも指定されているネオルネサンス様式の外観の大阪市中央公会堂です。
今回の学術集会のテーマは「ウィメンズヘルスを始点とする助産ケア」としました。妊孕世代の女性は月経障害、性感染症、やせ、がんの罹患など多くの健康課題を抱えており、これらの健康課題は女性のパフォーマンス・QOLの低下のみならず、妊娠・出産、次世代の健康にも影響を及ぼします。そこで、良好な妊娠・出産・育児につながるための女性の健康支援に焦点を当て、妊孕世代の女性、育児期の女性に寄り添う助産ケアのあり方、すべての女性が社会でより輝くための支援策について、皆様と学びを深めたいと考えております。
会場の大阪市は大都市ではありますが、“水の都”として知られています。水運に支えられて経済と文化の中心的都市として発展してきました。大阪城をはじめ、通天閣、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなど、観光名所満載です。B級グルメの代表ともいえる“粉もん”も是非ご堪能ください。大阪といえばお笑いですので、アカデミックさを保ちながらも楽しい学術集会となるよう、プログラムを企画検討しております。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
- 第36回日本助産学会学術集会
会長渡邊 浩子
大阪大学大学院医学系研究科 教授